症例集
51歳女性、のぼせと胃のむかむか
相談内容
51歳女性。のぼせと発汗過多。少々肥満気味。 朝方に胃がむかむかする。との相談。 医療機関受診は春の「健康診断」のみ。 特に問題なし。中性脂肪、コレステロール値要経過観察。 なにか?「ストレス」はないか?と問うと? ご両親の介護の問題が大きく不安になる。とのこと。 特に「睡眠前」になるとのこと。寝ると朝までは起きないとのこと。 漢方はのぼせの原因の「肝鬱化火」に効果のある漢方薬とこの「肝鬱」が過熱して「胃熱」を生じる可能性が考えられるので、「和胃降逆」の漢方薬を選択7日間ためすことに。
結果
すこぶる良好とのこと。 もう少し継続したいとのこと。
あさひ薬局からひと言
この二日間、「気温」が下がったせいもあるし、話したくても話せない「憂鬱」が何か月も続いたので、発散することも大事と話す。 また、更年期の症状について顕著なので、婦人科検診を年に一度はお勧めした。
第二子不妊。
相談内容
37歳女性。第二子不妊。5年前に出産。 一応不妊治療に通うが、タイミング療法にて妊娠。出産。 その後、なかなか妊娠に繋がらず。基礎体温表は二層体温。婦人科でも要経過観察。特に問題なし。 今回の検診にて、貧血があるかな?程度。冷え性、生理痛、月経前のイライラはあり。 仕事のイライラもあり。 「理気疎肝」「活血化於」「養血調経」そして、胃腸の具合が思わしくないとのことで、朝のみ「理気健胃」の漢方を服用頂いて7日間経過をみることに。
結果
体調良好。特にこの夏の「朝」は動くのもきつかったが、非常に元気に過ごせるとのこと。 子宝も大事だが、自分がこれほど「弱って」いたとは?と梅雨時期からの「倦怠感」にも悩まされたとのこと。 更に二週間購入。液体の漢方は約一か月分購入。
あさひ薬局からひと言
母体を元気してから「子宝」をと話す。
イライラが酷い。
相談内容
38歳女性。ただただ、イライラが酷い。 4月から転勤、転居、した上に子供も転校。 環境の変化並びに、職場変化、などなどにて「イライラ」する。 わけもなく「怒って」しまうことが多くなった。 特に子供に対して怒りっぽくなってしまう。 病院受診歴なし。検診にて「貧血」あり。 「理気 疎肝」「逍遥」気ままに精神に流れを良くする漢方を2週間服用してもらうことに。
結果
7日後連絡があり、生理前だが「イライラ」の度合いが良くなり、我慢できる、抑えられるようになってきたとのこと。 酸味、を積極的に取り入れ、赤味の肉、魚、ヒジキ、木耳も食べ始めたとのこと。
あさひ薬局からひと言
転勤後、「やらなくなったこと」転勤前に体に良いことを「思い出して」また始めてください。とアドバイス。すると、転勤前は「運動」を活発に行っていたとのこと。 人間に限らず動物は「抑制」を嫌がる生き物なので、適度に「発散」をとアドバイス。
慢性的な膝に水がたまる症状。
相談内容
61歳男性。 一年前から膝の痛みと、水が定期的にたまる状態を繰り返す。 最近は股関節と左腰痛、右肩の痛みもある。 整形外科を受診2か月通院。 DRより「無理をせず安静に」との指示。 また「年齢相応」との見解。 特にこれといった「病名や症状」の診断は聞かない。 10日に一度40cc程度の「膝関節貯留水」を抽出。 その後、膝関節に「ヒアルロン酸」の注射。 鎮痛剤と胃薬の処方薬服用。理学療法実施。 サプリメントや通販の「漢方」を試すが改善せず。 その他症状に「視力低下」。 その後、様々な「生活様式趣味」をお聞きすると、なんと!! 現在のお仕事は「部署変更にて肉体労働部署」に変更。 過度な肉体労働部署に、しかしながら熟練の技を要する部署で「指導者」としての「実技」を披露しながらの「仕事」のために「実技疲労」の機会と歩行距離が一万歩以上と相当な労働作業であった。 また趣味で「運動が大好き」でこの重労働作業の疲労にも関わらず、休日に運動をなさっていたとのこと。 食事も「アミノ酸系統」や「クエン酸」系統は苦手だとのこと。 飲酒もあり。 しかしながら、内科系検査数値は全く異常なし。立派です。 で、筋肉疲労に対する「栄養補助的要素」の漢方由来の健康食品「蟻製剤」をおすすめする。
結果
2週間後、来店。 服用し始めてから、膝が曲がるようになった。奥様が驚いていた。 飲酒を焼酎から「赤ワイン」に切り替え「少量」にした。 肩こりがよくなった。首が回るようになった。 膝の水が「スーッと通じるのが」感覚的にわかる。 疲れなくいなった。 職場の上司から、「○○さん?スゲー姿勢がよくなったんじゃないか?」と言われております。とのことでした。 「蟻製剤の大きい包装」をお求めいただきました。
あさひ薬局からひと言
この場合、相談が重要になった症例と思いました。 薬に対して「効果薄」のイメージがあり、根本的に「過労」と「筋肉に対する栄養不足」が原因と考え、この漢方由来の健康食品と「食養生」を考えました。
ご家族が来店、84歳女性の腰痛関節痛。
相談内容
ご家族がご来店。 84歳の母親が膝関節痛と腰痛に悩んでいるとのこと。 息子さんが来店。整形外科やその他の内科系の病院にも通院中。 痛み止めやシップなどでも効果なく。 やはりDRからは「加齢」による症状で骨粗鬆症もあるが、それほどでもないとのこと。 現在も農作業を毎朝やっているとのこと。 天候悪化で症状が酷くなるとのこと。 去風除湿、益気養血、補腎強骨を目的とした漢方薬にと考えたが「錠剤」をと息子さんから要望され、経絡お血、去風湿寒の漢方を主にして、朝一回、「独活」配合の顆粒剤をお湯に溶かして飲用いただいた。
結果
本日、息子さんが来店。 効果があったようで、お母様が欲しがったのが朝一回の「独活」配合の漢方薬であった。 こちらの方がすごくいいと言われ「大きい箱」で購入し、逆に錠剤の方を「痛い」時にの服用しはじめたとのこと。 朝の農作業がはかどっているご様子。
あさひ薬局からひと言
漢方の効果のあったのだろうが「息子さん」が心配して漢方薬を購入してきたという「手間」と気遣いのほうが「効果的」であったのでは?病は気からと言いますので。
産後の育児不安 前の体験談
相談内容
第四子出産後2か月。 不眠、食欲不振、不安感、冷え性にて相談来店。 授乳期間は1か月だったとのこと。 母乳の量が今回は出がたいため、ミルクに切り替えたとのこと。 育児の不安が酷く、また毎日授乳ミルクで一時間おきに起こされるとのこと。 今までは意外と手がかからなかった、ので現在不安感が酷いとのこと。 他に様々、家庭や経済面や様々な問題にてストレスを感じているとのこと。 不安感の効果のある漢方製剤をお勧めする。
結果
服用一日目で眠りの質が良くなり、朝5時に目覚めた。 不安感はまだあるが、調子は悪くないとのこと。
あさひ薬局からひと言
患者様から先生にアドバイスを受け「悩み」の根本を「ご両親」に思い切って打ち明け、その結果、気分がすごく楽になり、一人で抱えていた問題に光明が差してきた感じがするとのこと。 まあ?漢方薬で出来ること、自分あるいは親族の力で「こなさなくては」ならないこと。 改善の根本的一歩は「問題」の本質を見抜き導くこと。
産後一年後の月経到来の症状。
相談内容
33歳女性。 産後一年経過。今月月経到来。一年ぶり。 月経を忘れていたので?こんなにひどい症状とは?と相談。 顔面蒼白。 目の下にクマ。自覚症状としては、眩暈ふらつき、頭を振ると重い。動悸など。 しかしながら、月経痛はない。月経量は多い。 経血に塊はない。 主成分が当帰の成分の漢方薬と更に益気補血の漢方薬をお試しいただいた。
結果
睡眠良好。ふらつきも改善。 動悸がなくなったのが本当によかったし「不安感」も改善した。
あさひ薬局からひと言
「忘れていた」月経に驚いたのと、産後の肥立ちの問題もあったのだろうか? 漢方用語でいうところの「血虚」なのだが、まあ?少々、重いかな?症状が。 一応お産をした「産婦人科」で「貧血」の検査をお勧めいたしました。
悪い夢を見て、睡眠がうまくいかない。
相談内容
33歳女性。 悪い夢を見て、睡眠がうまくいかない。熟睡できない。とのこと。 職場環境の変化、最近の温度変化に体がついていかない感じがする。 医療機関受診はなし。検診は異常なし。 月経安定、月経前の不快症状もそれほどではない。 起床時間一定。就寝時間も11時前には就寝。 入浴が就寝前30分前とのこと。 入浴温度を訪ねると?42度以上でないと入った気がしないとのこと。 また、夢の内容は「仕事」の夢が多い。 2時~3時に目覚めることが多い。 就寝前2~1時間前に「飲酒」ビール缶で2~3本。 調和胆胃、去痰安神の漢方と健脾養心の漢方をお勧めした。 また、朝は5時に目覚めるとのことで、漢方の知恵の中の「子午流中」の知恵を利用して、運動と食事と入浴時間と温度を指導。
結果
7日間実施したところ、帰宅後眠くてしょうがないとのことと、8時に40度の入浴すると、10時にはとても深く眠れると大絶賛!! 朝に無駄にしていた時間に指示通り「ジョギング」をしていると排便が良好。 貧血のような怠さ、寝不足のフラフラ感が良くなったとのこと。
あさひ薬局からひと言
生活様式の見直しや「気づき」の問題と考えました。 また、思慮過多になてしまい、それに不快症状が重なり、考える事が増え、就寝時には「また眠れないのでは?」と思慮することが増え「悶々」していったものと思います。 負の連鎖をすぐに「気づき」その中での生活養生を重要視した相談でした。
胃腸の具合いが悪い、そして高温期に酷くなりやすい。
相談内容
31歳女性。 胃腸の具合の悪さについてのご相談と不妊治療についての相談。 胃腸は元々弱い。飲食の不摂生はそれ程ないが油ものが多い。で高温期になりやすい。 また、高温期の維持のために服用している薬剤を服用してから、胃腸の症状が出始め、またその時期に「食欲」が増大する。 また、排便が2~3日に一回とのことで、慣れてしまったようだ。 体温周期は二層だが、体温波形は非常に激しいギザギザの波形。 HPでの検査は高温期の「黄体ホルモン」の部分が気になるだけで、特に問題ないとのこと。 イライラは酷いほうである。 仕事、家事、転勤しての慣れない土地柄、不妊治療と神経が昂りやすくなった。 「肝気犯胃」と考え、降逆和胃、行気和胃の漢方と清熱疏肝解鬱の漢方薬にて対応、またギザギザ体温の状態に対応するため、「肝血不足」を補う漢方を少々、長期に服用することをお勧めいたしました。しかしながら「血」を補う漢方薬の場合少々、胃にもたれる事をお知らせして、一応「肝気犯胃」の漢方がしっかり、保護してくれるはずだとお話しするとご納得くださった。
結果
服用3日後に胃腸とイライラの症状が軽減。 肝血不足、養血調経の漢方は「胃にもたれる事」を事前に説明していたが、問題なく「排便」がすごく良いとのこと。 今後が楽しみとのこと。
あさひ薬局からひと言
環境の変化は人間に緊張と不安を与える一番の要因になる、と思う。 特に住居の転居や職場環境の変化は一日の中で「一番長く過ごす場所」の変化となるので、様々な影響が出やすいのだという症例でありました。「発散」することもお勧めいたしました。
子宮筋腫の影響による月経痛後半の刺痛。
相談内容
35歳 女性。 体系痩せ型。 子宮筋腫の影響により、月経痛が酷く特に月経後半に「刺痛」あり。 HPより子宮筋腫が影響しているだろうとのこと。 筋腫は摘出範囲内ではないので、要経過観察。 しかしながら筋腫が大きくならないようにと、痛みが酷くならないように「漢方薬」でなにかないか?とのご相談。 仕事のストレスも強い。 胃腸虚弱、すぐ下しやすい。 便秘はほとんどしない。 理気疏肝の漢方と活血化於の漢方薬の中でも「胃腸」に負担の少ない生薬に「ハトムギ」のエキスを併せたものを、まずは7日間お試しいただいた。
結果
経過良好にて「活血化於」の漢方薬をもう一つ「血の巡り」を良くする成分配合のものを追加して21日間服用頂いた。 「刺痛」はあるが、気にならないほどとのこと。 今後「継続」したいとのお言葉。
あさひ薬局からひと言